福島原発事故で放射能漏れが発生し約2ヶ月になりますが、マスコミに取り上げられる回数も少し少なくなってきました。

事故後はとりあえず原子炉の燃料棒を冷やすのが一番大事だと海水の注入やコンクリート注入車で上から水をかけたりすることからスタート。

ところが発電所内に水が溜ったり、汚染水が海に流れ出し、それを止める作業と汚染水をタンクに貯蔵する作業に入りました。

とりあえず1号機から手をつけるべくロボットを使い放射能測定を行い、高い放射能に汚染された空気を排気し、やっと作業員が原子炉建屋内に入り原子炉の状態を把握できました。

すると今まで1号機への注水量は1万立方メートル以上注水していましたが、その効果もなく炉心が露出した状態で燃料の大半が溶けるメルトダウン状態になっていました。

溶けた燃料棒を処理できるまでは何年もかかりますが、それが4台もあり全部処理できるまでは数十年かかると思われます。

放射能の影響は福島県だけではなく神奈川県のお茶の葉までセシウムで汚染され始めました。

政府の発表ではまだまだ人体に与える影響は少ないと言っていますが、放射能漏れが止まったわけではなく、これから何年も出し続けるのとセシウムの半減期は30年といわれており、累積されていくことも考えに入れておかないと大変です。

コメント

nophoto
TunaTuna
2011年5月15日8:37

原発は人類に役立っています。ただし、原発を利用するにあたって、最悪の事故”メルトダウン”が起こったときの安全性を確保した上で、原発を利用すべきです。”メルトダウンの恐怖”から逃れる解決策をあいまいにして、原発利用を見切り発車させることは、科学技術への冒涜と受け止められてもしかたありません。

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