中国の水不足問題

近畿経済産業局 資源エネルギー環境課から「関西　環境・省エネビジネス交流ミッション2011 in 広東省佛山市南海区」についてのご案内メールが届きました。

平成２３年２月から約１ヶ月間行われた「広東省における環境・省エネビジネスニーズ調査」の結果に基づき、調査対象となった主要エンジニアリング会社等を中心としたビジネスマッチング（商談会）、現場視察のほか、現地機関等との意見交換等を行うミッションです。

ほとんどが大気汚染や廃棄物処理、排水処理、廃水・汚泥処理など昔日本が高度成長時代に問題になったことを解決するための技術が要求されています。

でも今の中国ではそれ以上に水不足の問題が発生しています。

中国南部では旱魃（かんばつ）の影響がますます深刻化していて、湖北省では省内のダム約1000カ所で、「水の残りはゼロ」の状態になっています。

また首都北京では気温の上昇にともない水道水の使用量が増え、市民への水供給が「極限の緊迫状態」になりつつあるとの事。

ダム利用は限界に達しており、将来に禍根を残すと分かっていながら、地下水に頼らざるをえない状況です。

また最近は石炭の高騰により発電すれば赤字になるとの事で火力発電所による電力供給にも問題が出てきています。