次なる災害

東日本大震災による被害額は１６兆～２５兆円といわれています。

阪神淡路大震災の時の約１０兆円を大きく上回ります。

また地震と津波で多くの生産設備が損壊したため、２０１１年度のＧＤＰも０．２～０．５％程度押し下げられる見通しです。

阪神淡路大震災の時には、沢山の建物が崩壊し多くの方々がなくなられましたが、火事にさえならなければ、壊れた建物から大事なものを持ち出すことは出来ました。

でも今回の大津波は何もかも流してしまい、家財道具などもなくなり、今だに１万人以上の行方不明の方もおられます。

日本人の人を思いやる心情は、直接被害を受けていない我々に関しても義援金や物資等を送ること以外に消費マインドも低下させてしまっています。

消費マインドの低下はサービス業等への打撃も大きく、百貨店や飲食業、観光地、ゴルフ場なども閑古鳥が鳴く始末です。

特に関東地区では計画停電もあり関西地区よりもその影響が大きいと思われます。

あまりそれが顕著に表われると経済の停滞を生み「次なる災害」につながって行きかねません。

被災を受けてない地区では今まで通りの消費をすることも大事かも知れません。