福島原発の事故は「想定外の規模の地震と津波のため予備電源とポンプが全く使えなくなった」ことから始まりました。

原発の生命線は水の確保ですが炉本体を運転するにしてもシャットダウンするにしても、また使用済み核燃料のクーリングにしても注水量を制御するシステムを確保することが必須です。

電源車の確保など初動対策の遅れから事態は日々悪化していて、放射能漏れの影響が日増しに大きくなって来ています。

牛乳、野菜、水道への影響以外に今日は放水口付近で採取した海水から法令限度の4385倍の濃度の放射性ヨウ素131を検出されたことが分かりました。

昨日東電の会長が4基の原発を廃炉する方針だと発表されましたが、廃炉作業に入るまでに放射能漏れを最小限に抑える必要があります。

事故から約3週間が過ぎますが、東電社員、自衛隊、消防隊の皆さんが命を張って災害対策に取り組んでおられるのに、高濃度の放射能の壁に阻まれてなかなか前進出来ていません。

マスコミの報道や大学の先生の話などで、原発の構造やヨウ素、セシウム、ミリシーベルトなど関連用語の知識は豊富になりましたが、どのようにして放射能を封じ込めればいいのかがよく見えて来ません。

ますます被害が広範囲になっていくようで心配です。


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