福島原発の敷地内には3000トンの放射能汚染水があるといわれています。

汚染水を処理した水を原子炉の冷却用に使用しないと、汚染水が増え続ける一方で梅雨に入れば建屋内から溢れ出し、再度海に流れ出す恐れもあります。

15日からは高レベルの汚染水の処理が始まりますが、汚染水の浄化といっても放射能が無くなるということではありません。

フランス・アレバ社の汚染水除去装置は水槽の中で汚染水に薬品を注入し、化学反応によって放射性物質を沈殿させるというものです。

沈殿した残さは汚染水が濃縮されたもので放射線濃度が極めて高いものとなります。

年末までに高濃度の汚染水が2000トン発生するといわれていますが、現在ある保管スペースは1200トン分しかありません

現在製作中の鋼鉄製のタンクは放射線を遮蔽することが出来ないので、高濃度の汚染水の入ったタンクの放射能遮蔽の問題もあります。

また学校の校庭の放射能汚染された表土や、下水処理場で貯まった放射能を含んだ汚泥なども、受け入れ先がないのでいずれ福島原発敷地内にでも移送しないといけなくなります。

1941年にカルフォルニア大学の研究室で天然ウランからそれまで地球に存在しなかったプルトニウムが人工的に作られ、それが途方もないエネルギーを出す物質だと分かったのが原子力の始まりです。

プルトニウムの語源の「プルートー(ラテン語)」は、ローマ神話における冥界を司る神で、死の国の魔神オルクスや慰霊の神フェブルウスと同一視されています。

次は放射性物質を分解して無害に出来る救世主を発明したらノーベル賞ものです。

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