リチウムイオン二次電池を開発したのは誰
リチウムイオン二次電池を開発したのは誰
大阪産業創造館で異文化勉強会があり参加しました。

今日のテーマは「リチウムイオン二次電池の開発経緯と将来展望」と題して元A社役員のN氏にお話しいただきました。

リチウムイオン電池は一般用途として携帯、パソコン、デジカメ、ビデオカメラなどには欠かせない電池で小型高容量電池としては売上規模が1兆円事業に成長してきました。

今後は電気自動車、自然エネルギー化に伴う蓄電デバイスなどますますニーズが高まっていきます。

リチウムイオン二次電池が誕生したのは1981年でA社のY氏が導電性ポリマーの研究に着手し、85年に「カーボンを負極とし、LiCoO2(コバルト酸リチウム)を正極とする非水系有機電解液二次電池」の試作に成功されました。

その研究開発の責任者がN氏で、A社は三つの基本特許を有していましたが、A社は化学会社であったた為、電器大手のT社と合弁による事業をスタートさせました。

92年にJVがスタートしましたが製造上、安全上の問題をクリアし本格生産までに約3年を要したとのことでした。

現在その技術はSANYOからPanasonicに受け継がれて、A社には特許料が入る仕組みになっています。

今後はさらなる高容量化、低価格化、高度な安全性確保が求められますが、開発時の苦労話を聞き大変参考になりました。

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