9時放送のNHKスペシャルで「激動・トヨタピラミッド」と題して、自動車業界に携わる二次下請け、三次下請けの苦悩を描いた番組が放映されました。

自動車業界もグローバル化し、国際競争力を持つためには海外生産にシフトしなければなりませんが、資材の調達に関しても現地調達の傾向にあります。

トヨタの生産拠点も中国、タイ、インドネシア、インドと東アジアにシフトされて来ましたが、国内の下請け企業がその波についていけるかが問題です。

リーマンショック後、震災、円高、電力不足等の問題で国内での生産台数が減少したのに伴い、二次下請け、三次下請けの企業は赤字経営が続き、海外に進出する体力も失われつつあります。

二次下請けのN製作所はインドネシアでのピラミッドに参入するために、インドネシアのプレスメーカーをM&Aしようとしますが、その会社を持っている華僑系インドネシア人に「他社も買いに来ている」と値段を吊り上げられます。

結局M&Aが成立しますが、今後は労働問題が待ち受けています。

三次下請けの電着塗装屋さんは廃業を決めました。

海外進出するのも地獄、残りるのも地獄のような状態が今の下請け企業の現状です。

この状態は自動車関連だけではなく弱電業界でも同じことが言えます。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索