経営が悪化している中堅鉄鋼メーカーの中山製鋼所が私的整理での再建を検討していることが今日明らかになりました。

円高で採算が悪化し、2012年3月期には3期連続となる営業赤字を計上。自力での再建は困難と判断したためです。

中山製鋼は1923年設立の老舗で、鉄くずを電気炉で溶かして製鉄する電炉メーカーとして建築用鋼材などを製造されてきました。

しかしながら、国内需要の低迷や円高を背景にした安価な輸入鋼材の増加に加え、電気料金の値上げが業績悪化に追い打ちをかけたようです。

鋼材の製造に大量の電力を使う電炉各社の経営環境は一段と厳しさを増しており、再編・淘汰が加速しそうです。

私の父親も電炉メーカーにいたので、何度も工場を見に行ったことがありますが、スクラップを溶かすのに大量の電気を使い、電気代は原材料を除く製造コストの30%強と言われています。

来年関西電力が企業向けの電気代を20%引き上げようとされていますが死活問題になりそうです。



コメント

loving-c.
loving-c.
2012年11月30日14:42

そうでしょうね。関電は横暴だと思います。

nophoto
匿名希望
2012年12月28日12:08

私が勤めている会社も同業他社ですが他人事では済まされないと思っています。赤字だから値上げしますなら、黒字なら大幅に値下げはしないんで
すか? もし会社が潰れたらか関電責任取って下さいね。お願いします。(T_T)

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